山へ(1)
水曜日にお休みを頂いて、久しぶりに山へ行ってきました。場所は群馬県六合村、「野反湖」です。

火曜日の5時に出発。あいにくの天気で、朝から結構雨が強く、正直止めようかな・・・って感じ。しかし、明日は晴れるという予報を信じて愛車のエンジンをかけました。
着くまで晴れたり、降ったりの天気・・・標高が高くなるにつれて雪が振ってくるではないですか!頂上は150センチくらいまだ積もっていて、登山道はまだ雪の中でした。残念!!なんと計画性のない旅なんだ。
でも麓の渓谷道は十分楽しめるコースがたくさんあります。気を取り直してまだ、小雨の振る中一歩一歩枯葉を踏みしめながら散策を楽しみました。ちなみに上の写真は水曜日の朝、雲ひとつない野反湖です。少し寝過ごしてしまい、5時に湖に着きました。だんだんと夜が明けていく様は、少しずつ体の中の毒素を抜き出していってくれていくようです。
登山道の入り口まで行ってみましたが、ここは夏の楽しみに取っておきましょう。キタキツネよりはなんとなく黒っぽいきつねに出会い、再会を誓いました。
さすがに夜は寒かった。この雪の中でのキャンプは死ぬと思い、以前お客様のN.Yさんに教えていただいた「尻焼き温泉」に行って見ることに。

行ってびっくり。川が温泉。堰きとめられた部分にぼこぼことお湯が湧き出している。ぬるいかと思いきや、モー最高!!!!この世の天国でした。着いた日は夜になってしまい、だんだん暗くなっていてしまいましたが、街灯が一つぽつんと点いていて、これがまた情緒一杯。
次の日は、朝、野反湖から帰ってきてから再度ひとっぷろ。浅めのところに寝転び、真っ青な空を見上げていると、もう身も心もゆるゆるです。やばいです。出られません。
完全に山の気と一体化している自分がいました。周りの岩、木、水(お湯)、落ち葉・・・自分もそんな自然を構成する一部分です。アーっ・・・みんなも連れてきてあげたい。
何度か体を冷ましながら、山の気を胸いっぱいに吸い込み、体の中の指の先から、体の隅々を通ってかき集めてきた黒い気をゆっくり吐き出す。体の中にピンとクリアな気が充満していく。
さあ、明日もいい日にするぞ!