山へ(2)
前回の続きです。
野反湖からの帰り、上はかなりの吹雪状態でしたが、下っていくに従い晴れ間が覗いてきました。周りの景色を楽しみながら慎重にハンドルを切っていたその時です。

どうですか?
見えますか?
空にかかる虹はよく見ますが、山から山へきれいな虹がかかっているではないですか!!写真では今ひとつはっきりしないかもしれませんが、本当にはっきり、きれいにまるで橋のように虹が佇んでいました。(写真をクリックすると大きくなります。)
山頂が雪で歩けずがっかりしていたところに見つけたので、すごく感動しました。これだけでなんだかエネルギーがもらえたようで、得した気分です。
車を路肩に止めて、ずっと見入ってしまいました。自然って本当にすごい。何でこんなきれいなものを作り出すんだろう。
やがて、夕日が翳っていくに従い、その光を少しずつ薄めていく虹。あれを渡ることができたら、きっとすばらしい未来が待っているんだろうな。
せめて、そのひとかけらをと思い、ゆっくりと息を吸い込んでみる。
群馬県吾妻郡六合村