新聞

2005/05/15代表ブログ

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今年から、朝30分早く起きるようにしている。ぎりぎりまで寝ない。よく晴れた気分のいい日は、30分散歩する。以前はジョギングしていたが、毎日できないとかえって筋肉に負担がかかっているような気がする。ゆえに最近は散歩である。これが実に気分がいい。無理をせず、自分のペースで、しかし歩き方に注意して姿勢に気をつけ、しっかり歩く。 熱いシャワーを浴びて、朝ごはんを食べながら新聞を読む。これも30分。隅から隅まで読んでいる時間はないので、まず全体を読む。大見出しの中で興味のあるものがあったら、最初の一段を読む。とりあえず簡単な説明が人にできるぐらいの感じで頭に入れる。 このペースが、実に心地良い。ご飯をゆっくり噛む。 マインズでは、朝礼で当番がその日のニュースを一つ取り上げる約束になっている。 新聞に目を通す習慣をつけるための苦肉の策だが、自分の中で一つの事象に対して考える能力がつく。 これも一つの感性だ。面白いことに、新聞を読む習慣があるスタイリストと、無いスタイリストではお客様から指名を受ける数がまったく違う。話題を取り込むということよりも、自分の意見を常に持つことができるようになることで、顔つき、振る舞い、言葉の中に宿る何かが変わるからだろう。 もちろん、いわゆる常識が身につく。 テレビでも新聞でも本でも、何でもとにかく外からはいってくる情報を自分の中でこねてからアウトプットすることを習慣化することが大事だ。 私のうちは「産経新聞」なのですが、作詞家の阿久悠さんのエッセイ「阿久悠書く言う」、そして曽野綾子さんのエッセイ「透明な歳月の光」が大のお気に入りです。新聞を開いてまず読むのは一面の最下段にある「産経抄」ですが、先のエッセイと共にとにかく辛口なのです。 朝から、その辛口な文章を読んでいると妙に納得できて、世の中を、そして自分をもっともっと真摯な目で見つめなければと思ってしまう。 ちなみに、家に帰ってきてからもご飯を食べながら朝刊を再度、今度は少し細部までじっくり読んでいる。 もう、次の日になっているというのに・・・