久しぶりの涙

2005/06/25代表ブログ

久しぶりの涙

水曜日、帰り道にすばる書店で本を買った。ほしかった本は投資関係の本で、ビジネス関係の雑誌と会わせて5冊買った。レジに向かう途中なんか吸い寄せられるように1冊の本を手にする。



自分が買う本で、最近にしては珍しい普通の小説である。ぱらぱらと中を見て、頭の休憩にいいかなといった感じで6冊目に加える。 実は夕べ半分ほど読み、今読み終わったところだ。夕べは1時くらいから読み始めたので、大体2時間くらいあれば読み終わってしまうボリュウムである。 「ハッピーバースデー」 本のタイトルだ。 いやーっ・・・まいった。はじめから最後まで泣きどうしである。いわゆる言葉の虐待の話で、子供が息子、娘という親子4人を中心にすすんでいきます。。つまり自分の家と同じ家族構成。母親が幼い頃、姉が病弱なために親の愛をうまく受けられずに育ったことから、姉に似ている娘につらく当たってしまう。聞き分けがよく、できのいい息子には過度の期待を押し付けてしまう。娘は母親の実家で祖父、祖母の愛に包まれ、強い子として生まれ変わるわけだが、そのきっかけは母親と一緒に妹をいじめていた兄がつくりだす。 虐待、いじめ、家族、友情、いろんな要素が絡み合ってラストのクライマックスを迎える。 最近の自分にしては本当に珍しい。こんなに泣ける本があるんだといった感じです。ただ、家族愛、兄弟愛、子供、そんなキーワードにもともと弱い自分に対して、全てを含んでいるこの本で自分以外の人がここまで感動するかどうかは保障しません。でも、最近のヒットとしては「きっとよくなる」以来のお勧め本です。 泣きたい人、強くなりたい人、子育てに疲れている人、自分がよく見えない人、ぜひ読んでみてください。読み終わった後は、すっきり、梅雨空が晴れ渡ったようですよ。