師弟愛
昨日の営業後、SYLPHEのアシスタントの木場がTHETAに練習に来た。
まだお客様がいらっしゃる時間だったので、びっくりしたが彼女の「来ちゃいました」的笑顔に少し癒されました。
まだ2度目らしいが、どうしてもTHETA店長の吉田に教わりたかったらしくて、帰らずに寄ったらしい。
吉田がまだ手が空かない感じだったので、吉田が空くまで、私が久しぶりにみることにしました。(迷惑だったかもしれないけど・・・)
私たちは「職人」です。
その技術試験は、道具や材料を吟味するところから始まっています。
彼女が受けようとしていたのは、パーマドライ。
そのロングバージョンを見せてもらったが、どうもバランスが悪い。
少しカットさせてもらって、手入れの方法を説明した。
最近よく言葉にするのは「本気」
もし本気でテストを受けようとすれば、「どうすれば最高の状態」を作れるか。
練習の時間と質。
誰に教わるのがベストか。
このスタイルが一番カッコよく仕上がるか。
どうパーマをまけば、そしてケア。
たくさんの「どう?」がある。
ただ先輩がこうしていたからとか、みんなこうやって練習しているからとかは関係ありません。
自分の考えを先輩に聞いてもらい、先輩の意見を聞く。
自分がどう考え、どうしたいのかが大事。
一生懸命なら、それは迷惑にはならない。
若さの利点である。
そんな「無理」なら大歓迎です。
他のスタッフも練習していましたが、少しずつ帰宅し、
結局、木場は23時過ぎまで練習していきました。
吉田も、頑張るスタッフのためなら何時でも、どこでも行くと常々話しています。
一生懸命勉強したい後輩と、それをかわいいと思い付き合う先輩。
懐かしいですね。
かつてその日にはお店を出たことがない、そんな日々が思い出されます。
セコムから社長の家に「誰かお店に人がいます」と連絡が入ったり。
1時半の終電に間に合わなかったり。
結果、毎日飲んで仕事の話・・・。
楽しかった。
あの日々と、何も言わずに見てくれた先輩がいたから今の自分がある。
私は途中で用なしだったので、帰ってもよかったのですが、その光景があまりにも懐かしく、そしてマインズの未来を少し明るく照らしているような気がして、じっと見入ってしまいました。
私が一人で美容室をやらない理由。
この師弟関係が一番の理由です。
