師弟愛

2016/11/25代表ブログ

師弟愛

昨日の営業後、SYLPHEのアシスタントの木場がTHETAに練習に来た。


まだお客様がいらっしゃる時間だったので、びっくりしたが彼女の「来ちゃいました」的笑顔に少し癒されました。


まだ2度目らしいが、どうしてもTHETA店長の吉田に教わりたかったらしくて、帰らずに寄ったらしい。

吉田がまだ手が空かない感じだったので、吉田が空くまで、私が久しぶりにみることにしました。(迷惑だったかもしれないけど・・・)


私たちは「職人」です。

その技術試験は、道具や材料を吟味するところから始まっています。

彼女が受けようとしていたのは、パーマドライ。

そのロングバージョンを見せてもらったが、どうもバランスが悪い。

少しカットさせてもらって、手入れの方法を説明した。


最近よく言葉にするのは「本気」

もし本気でテストを受けようとすれば、「どうすれば最高の状態」を作れるか。

練習の時間と質。

誰に教わるのがベストか。

このスタイルが一番カッコよく仕上がるか。

どうパーマをまけば、そしてケア。


たくさんの「どう?」がある。

ただ先輩がこうしていたからとか、みんなこうやって練習しているからとかは関係ありません。

自分の考えを先輩に聞いてもらい、先輩の意見を聞く。

自分がどう考え、どうしたいのかが大事。

一生懸命なら、それは迷惑にはならない。

若さの利点である。


そんな「無理」なら大歓迎です。

他のスタッフも練習していましたが、少しずつ帰宅し、

結局、木場は23時過ぎまで練習していきました。

吉田も、頑張るスタッフのためなら何時でも、どこでも行くと常々話しています。


一生懸命勉強したい後輩と、それをかわいいと思い付き合う先輩。

懐かしいですね。


かつてその日にはお店を出たことがない、そんな日々が思い出されます。

セコムから社長の家に「誰かお店に人がいます」と連絡が入ったり。

1時半の終電に間に合わなかったり。

結果、毎日飲んで仕事の話・・・。

楽しかった。

あの日々と、何も言わずに見てくれた先輩がいたから今の自分がある。


私は途中で用なしだったので、帰ってもよかったのですが、その光景があまりにも懐かしく、そしてマインズの未来を少し明るく照らしているような気がして、じっと見入ってしまいました。


私が一人で美容室をやらない理由。

この師弟関係が一番の理由です。