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私たちが売っているもの。

2016/12/02代表ブログ

私たちが売っているもの。

「看板のない居酒屋」 岡村 佳明著

先日友人のFBに載っていた本が気になって早速買って読んでみました。

とても読みやすい本で、とても面白い。

というかものすごく共感する部分が多く、楽しめます。


まずその大筋で、居酒屋なら味も大事だが「人間力」が同じように大事という点。

私は美容師なので、デザイン力も大事だが、「人間力」も同じように大事だという事。


これは私が常々幹部に言っていること。

まずお客様が何を求めているのか。

私たちの商品が「人」であることを前提に考えなくてはならない。


私は料理人にもすごく興味があります。

マンガですが、「味いちもんめ」は私のバイブルです。

美容師の世界と全く同じ。

職人であり、修行があり、接客があり、技術があり、「人」が大切。

お客様に喜んでいただくにはどうしたらいいのか。

常にそればかり考えている。


「人が輝けば、お店が輝く、繁盛店は人づくりなんだ」

「宣伝なんてしなくても、看板なんてなくても、安売りなんてしなくても、ちょっとくらいまずくても、あんたが好かれる人間になれば周りの人は寄ってきてくれるんだよ。」

それらの基本は「感謝」の心。


人は生きているのではなく、「生かされている」

確かに私も会社の代表ですが、「代表をさせていただいている」そして、そこから「学ばせて頂いている。」という感覚です。


「成功する人はね、素直な負けず嫌いなんだよ。」

この本には当たり前で、ものすごく大切な言葉にあふれています。

「『ありがとう』って言っただけでいい人生が送れるなら苦労はいらねえよ。」と言ってやらない人。

「『ありがとう』と言っただけで、いい人生が送れるならやってみよう」と素直にやってみる人。

ここにすべてが集約されているといっても間違いないでしょう。


私もTHETA店、SYLPHE店ともはじめは看板をつけませんでした。

そして、いつも設計士さんには「なるべく入りにくい(気後れしてしまう感じの)お店にしてくれ。」とお願いします。


今もそのコンセプトは変わりません。

根本的に口コミでお客様が増えていくのが理想だからです。

お店が何屋さんなのかはお客様が教えてくれる。

そんなお店にしたかったからです。

結局、移転前からご来店されている既存のお客様が、目の前から電話してきたときに看板をつける決意をしましたがW。


人が生き生きと働いている。

お客様がお客様を紹介してくれる。

求人しなくても、ここで働きたいと人が集まってくる。

スタッフがお客様に自分の夢を語っている。


そんなお店がある。

そんなお店にするのが私の夢。


「MINDS」(心が集まる場所)

また原点に戻ってきました。