海へ

2005/04/18代表ブログ

海へ

なぜかうまくいかないときがある。空回りしてしまう。



良くしようとすればするほど、かごの中のねずみ。 
きっと自分の中に、マイナスのエネルギーが充満しているのだ。
にごったエネルギーがたまりつつある。パンパンにその黄色いエネルギーは膨らんで、
皮膚の小さな穴から少しずつもれ始めている。 
その臭いは醜悪で、どんどん、どんどん悪いエネルギーを寄せ付けていく。
悪いエネルギーは、この臭いが大好きなのだ。ほっておくと、皮膚の表面で固まり始める。
そうなってからは遅いのだ。 さあ、海へ行こう。 懐かしいあの海岸への道を通って。
海の波の音、心地よい風は、悪いエネルギーを開放してくれる。
お弁当と、熱いお茶を持って人が生まれた母なる海へ行こう。 母は、朽ちかけた心を優しく受け止めてくれる。
暖かく包み込んでくれる。20代、30代前半は毎週海へ出かけていた。
波がなくても海を見つめていた。波があればひたすら乗り続けた。台風が来る。
台風が去った後の海も、力強く受け止めてくれた。ほっとした安らぎがあった。 
さあ、心が洗われたら、山へ行こう。 山の空気、渓流のせせらぎ、木々、若葉の匂い。
父は、エネルギーをくれる。歩こう。泳ごう。登ろう。しっかりと大地を踏みしめて、父の言葉に耳を傾けよう。
小さな小さな息吹に耳を澄まし、流れ出る生の躍動を感じ取っていく。
 春を告げる今、聖なる森の声を聞きに、また森に行く。