情熱大陸 菊池成孔

2005/07/06代表ブログ

情熱大陸 菊池成孔

先日の情熱大陸見ましたか?「菊池成孔」音楽家にして、文筆家、
東京大学で音楽理論を講義する講師としての肩書きも持つ多彩な方でした。 自分でも独自の音楽理論を私塾を開いて、理解を広めており、塾生の中には音楽プロデューサーなどもいらっしゃるとか。 自身は基本的にサックスプレーヤーで、山下洋輔氏とのコラボレーションは圧巻でした。まさに天才。 なんと、この天才、生まれ育ったのが銚子だというではないですか!!しかも、私の2歳年下。 確かに私もそうだが、その時代はみんなジャズに陶酔している。時代の枠の中を、何とか外にとびだそうとみんなもがいていた。ジャズには自分を目一杯さらけ出して、ぐちゃぐちゃになって、生きてるって実感を一番つかめる何かがあった。自分自身をうまく表現できなかったこの世代に、もって行き場の無い爆発的なエネルギーをうまくコントロールしてくれる何かがあった。 そんな懐かしさを、菊池成孔のサックスは思い出させてくれた。一つのジャンルに収まりきれず、あらゆる音楽の組み合わせともいえる音。一見ばらばらに聞こえる不協和音。時代の空気、色。忘れかれていた若い頃の情熱。菊池の音はありとあらゆる手段を使って、私の脳みそをかき回す。 かなり若い年代にも受けているらしい。 40歳代、私は本当にエネルギッシュな時代に生きてきて幸せだ。自分がやっていること、自分がやってきたこと、自分がやろうとしていること、時代の中で、少しでも一人一人が自分を表現するためのきっかけになれたら。自分が自分であることに、誇りをもてる生き方とするためのきっかけになったら。今の自分がこの世にうまれてきた意味があるというものだ。 早速、菊池成孔の最新作「南米のエリザベステーラー」を注文してみた。