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ちょっとお疲れのあなたへ

2007/03/22代表ブログ

ちょっとお疲れのあなたへ

最近、小さな時間を見つけてDVDを観るようにしている。本を読む時間は風呂の中や、高速バスなど移動の時間を使って創っていたが、なかなか映画を観る3時間という時間はなかなか作れなかった。 30分や1時間くらいの時間なら、ストレッチや腕立て、歯磨きの時間で何とかやりくりできるものだ。 最近のヒットは、「博士が愛した数式」・・・こんな風に数学を教えてもらえたら本当に数学が好きになったと思う。背景ものどかであたたかいお話だ。 「明日の記憶」・・・最近の自分にはしゃれにならない、ちょっと現実的に恐ろしいお話。 そしてもう最近では多くの人に推薦します。「阿弥陀堂だより」


何がすばらしいかって、キャスト全員人格者。こんな風に生きれたら本当に幸せだろうなと思います。もちろん、その背景には小さな挫折があるのだけれど、そんなことはこの物語では前向きにしか感じられないところが不思議であり、あたたかい。 中でも、田村高廣演じる「先生」はがんに侵されながら、凛とした態度で死に際をきちんとおさめていく。医者にはかからず、畳の上で奥様へ静かに一言「それじゃ、先に行ってるよ。葬式は挙げるんじゃないよ。線香一本あげてくれればいいから。」 奥様も一人喪服を着て、阿弥陀堂へご挨拶に行く。 この物語は、阿弥陀堂を守る90歳を越えるおばあちゃんがキーとなるが、その一言一言が本当に美しい。 樋口可南子演じるお医者様もすばらしい。医者としてあまりにも多くの人の死に心を病んでしまうが、村の医者として再生していく。 疲れている人・・・がんばってしまっている人・・・ 心がほっとしますよ・・・