美容学校で講演させて頂きました!
本日は船橋にあるユニバーサルビューティーカレッジで、1時間の講演をさせていただきました。
今年いよいよ就職活動を始める美容師の卵ということで、美容室選びのポイントについてお話させていただきました。
私が美容師を選んだきっかけ、どのように美容師として歩んできたか、今現在どのように考えて美容室を経営しているのか。
美容室はお客様からするとほぼ同じように見えているように感じます。
よく言われるのが、「たくさんあって大変ね。」
私は非常にその言葉に違和感を感じます。
例えば、洋服を買うときに選ぶ「ブランド」
「しまむら」「ユニクロ」など安価でおしゃれに見える洋服を販売するブランド。
「アルマーニ」「コムデギャルソン」など一部のお洒落層をターゲットにしたブランド。
完全にその人に合わせて作る仕立屋さん。
そのお店、会社のコンセプトがあり、ターゲットがあります。
分かりにくいかもしれませんが、美容室も同じ。
もう一つの観点で分かりやすいところでいえば、まず全国に24万件の美容室があります。
(実に信号機よりも多いのです)
そのうちの9割が個人経営店です。
つまり一人もしくは奥さんと2人、あるいは一人だけ雇っているようなお店です。
スタッフを育て、チームで営業しているのは残りの1割、2万件足らずです。
これだけでも、その店舗、会社がどのような思いで美容室を運営しているかが違います。
つまり、どれだけたくさんお店があっても、お客様も美容学校生も自分の価値観でお店を選んでいきます。
また、お客様はお店についているだけではありません。
その美容師さんについている方がほとんどです。
美容師さんが異動すれば、お客様もついていくことは多く見られます。
つまり、件数による競争はあまり関係ないといえます。
何を売りにしている美容室なのか。
何が得意な美容師なのか。
他に無い、自分が欲しているものが売られている美容室。
自分がどんな美容師になりたいのか。
どんな美容師さんが自分の理想なのか。
お客様目線、就活目線で美容師、美容室を選択し、自分の人生を考えていきます。
私にとってはスタッフも自分の子ども。
今日、目の前にいた美容学校生もみな自分の子供に見えました。
真剣に美容室を選んで、いい美容師になり、いい人生を送っていただきたいと思います。