「安定」は自分で創れ!
午前中、波崎1中にて「職業人と語る会」という授業の一環としてのイベントに招待されました。
ゲストティーチャーという立場で、中学2年生の生徒6〜7人程度のグループに入り、生徒からの質問に応えつつ、職業人としてのお話を交えていくという催しです。
私にも中学1年生の娘がいるので、リアルに彼らの考え方をきくことができて楽しかったです。
それにしても、みんなしっかりしていてびっくりです。
大勢の前ではっきりと考えを、自分の言葉で話せる姿は頼もしく感じられました。
初めのテーマは「あなたは働くことにどのようなこと(価値)を求めますか?」
というもの。
経済、社会貢献、安定性、社会的地位、個性発揮、協働、変化、人間関係、創造性、環境の10項目の中から順番を付けます。
私のグループは7人。
そのうち3人がトップに「安定」その他の子も3位以内にほぼ安定が入って言います。
他は「経済」「環境」と続きます。
これらはわたしが一番最後の10番目、9番目に書いたものです。
私が1番にしたのは「社会貢献」2番が「個性発揮」3番目が「協働」
私のグループに「社会貢献」は一人もいませんでした。
私は話の流れから、「貯金よりも自分に投資すること」というお話をさせていただきました。
それは、他のグループの「何かを始めるときの為に貯金が大事」という意見と並んでしまいました。
やはり、「貯金よりも投資」という考えはみんなの心に疑問を抱かせたようです。
多分親御さんがそのような考え方なのだと思います。
もちろんそのほうが「安全」ですから。
「安心」「安定」「安全」
私はこれを否定しません。
多分、ほかの多くの人と違うのは「誰かにそれをしてもらうのではなく」「自分自身で確立するもの」だという考え方です。
さすがに勤労経験のない中学生では、「すでにある安定」を求めても無理もないことかもしれません。
しかし、職業を選択するところからは自らの力を最大限活かせることを優先し、だれかに守ってもらおうという考え、「棚からぼた餅」的考えは捨てるべきだと私は考えます。
経営者は常にリスクヘッジを考えています。
守りで考える部分と、攻めで考える部分があります。
どちらがというものではなく、バランスです。
が、「攻め」をリスクヘッジと考えることはあまりないのかもしれません。
「攻めは最大の防御」
大げさになりますが、人生は人に作ってもらうものではなく、自分で創っていくものだと信じています。
今日の学習で、私が彼らに伝えることができたと感じたのは
「好きなこと、やりたいことを職業として選ぶことができれば、自分の力を最大限に活かすことができる。そのために何を準備することが大切か考えてみよう」
という事です。
私の9年後のビジョンの1つに「美容師を高校生がなりたい職業ナンバーワンにする!」というものがあります。
ゆえにマインズは、人が作った「安定」のなかに浸るような人生ではなく、自分自身で人生を切り開いていく「チャレンジ」に目を向けていく人を育てます。