下町ロケットに共感
2年位前の社員旅行。
京都に行くのだが、前日の台風の影響で品川に7時間の足止め。
時速0kmの新幹線の中で「下町ロケット」を読んだ。
最近阿部寛主演でドラマ化されたようですね。
たまたま今日、三上博史主演のドラマを見る機会がありました。
真剣に物づくりに取り組み、いつまでもその職人魂にこだわる主人公に痛く共鳴した。
池井戸潤の「勝つ姿勢」に胸が熱くなる。
池井戸潤の物語の面白さは、そのシンプルさゆえのわかりやすさにあると思う。
社長と従業員。
大企業と中小企業。
銀行の建前。
権力と信念。
夢を追うものと、現実にこだわるもの。
自分のいる小さな社会と全く同じなのがおかしい。
そして、主人公が夢を勝ち取ったときにいう言葉。
「・・・これは、決して一人では成しえないこと。みんなの力で夢を勝ち取ったのだ。ありがとう!」
信念を持ち、大小さまざまな決断をしながら舵取りをしていくトップ。
時に恨まれたりすることもある。
何時か分かる時が来ればいい。
わからなくても、みんなが幸せになればいい。
それができれば、自分が幸せな気持ちになれるのだから。
それが、自分が生きている、ここにいる「目的」なのだから。